社会学科、宮崎 紗矢香さんに聞く、10の質問

社会学科 宮崎 紗矢香

2019/05/01

在学生

Q.1 立教大学社会学部社会学科を選んだ理由を教えてください。

ハリー・ポッターの世界に出てきそうな雰囲気の校舎に惹かれたというのが、そもそも立教大学を意識したきっかけでした。その中で社会学部を選んだのは、学部案内に載っていた小倉康嗣先生のインタビューを読んで、内容にとても感化されたと同時に、奥行きのある学部だなと感じたからです。

Q.2 社会学科の科目の中で一番面白かった授業は何ですか?

1年生で受講した、奥村隆先生の「自己と他者の社会学」という授業がもっとも印象に残っています。さまざまな社会学者を物語形式で、ひとつのストーリーとして体系立てて解説してもらえたのが、とてもわかりやすかったですね。残念ながら奥村先生はすでに社会学部を離れてしまわれているので、先生の軽妙な語り口が懐かしいです。

Q.3 所属しているゼミの内容と選んだ理由について教えてください。

私が社会学部に入るきっかけでもある小倉先生のゼミに所属しています。ゼミでは、ライフストーリー研究をテーマに、他者の人生を聞く中で、自分の人生を問い直していくということをしています。これは、一問一答のヒアリングではなく、その場で生まれる対話を重ねていくことで、他者と自分自身の「生」の地続き性を発見していくというものです。現在は6~7人程度のグループを組んで興味のあるテーマを決め、それに合わせて外部の人にインタビューをしていくという作業を行っています。

Q.4 卒業論文(研究)はどのようなテーマに取り組む予定ですか?

まだ具体的なテーマは見えていません。ただ最近、スウェーデンでコンテンポラリーダンスを学んできたという4年生の人の話を聞いて、以前から自分自身も身体表現に興味を持っていたこともあり、身体作用や、身体の解放性について掘り下げてみたいなと考えています。

Q.5 社会学の魅力は何ですか?学ぶ中で社会学についてわかってきたことを教えてください。

いろいろな学部があるなかで、もっとも人間を学べる学問が社会学ではないかなと思っています。また、経済や経営学などでは、最短距離で最高の結果を得る合理性が求められると思うのですが、社会学の場合はもう少し、プロセスに重きが置かれているというのも私が好きな部分ですね。最終的に同じ結果を導き出すにしても、そこまでに辿る道筋は一人ひとり違っていて、その間にある寄り道にも、すべて意味があって。そんなところが社会学の魅力だと感じています。

Q.6 あなたにとって大学とはどんな場所ですか?

人間は生きている限り学びつづける生き物だということを、常日頃感じさせてくれる場所です。これは小倉先生に言われたのですが、勉強は「強いて勉める」だけれど、学問は「問うて学ぶ」だと。つまり、日常的にいろいろな疑問が生まれて、そこに関心を持てば、それは学問になり、一生学びつづけることができるということですね。

Q.7 今までの学生生活の中で一番の思い出は何ですか?

池袋「子ども食堂」のボランティアです。大学生が主体となり、子どもに夕食を作る活動なのですが、料理が苦手な私は、子どもに助けてもらうことばかりで情けなく思いましたが、いつしか気取らず「ださい自分」をさらけ出せるようになり、子どもへの接し方にも変化がありました。普段出会えない大人や子どもが、大学では得難い学びをくれる貴重な居場所です。

Q.8 今まで最も影響を受けたものは何ですか?

もっとも大きいのは高校時代の演劇部での経験だと思います。中学生の頃は、バスケットボール部に所属していて、ミスをした人はベンチにいなければいけないということを自然と受け入れてしまっていました。もちろん演劇にもメインキャストと脇役という役割はありますけど、脇役がいらないわけではない、むしろ脇役だからこそメインを引き立てられるというような価値観があることに気が付いて。自分の短所は見方を変えれば魅力にもなるんだと気づき、自信を持てるようになったんです。

Q.9 将来の夢は何ですか?

死ぬまでに一冊、本を書きたいという夢を持っています。作家という職業に対する憧れもあるんですけど、でも、作家になりたいから本を書くというのは違うと思っていて。本当に書きたいこと、書かずにいられないことを見つけられて、それを本にして、その結果として作家になれていたら最高ですね。

Q.10 最後に高校生へのメッセージをお願いします。

今、持っている自分の直感を大切にしてください。大人になるにつれて、いろいろな制約が増えてきて、自分がやりたいことが、知らないうちに他人のやりたいことに変わってしまっていることがあったりするので。本当の意味で、自分の衝動に素直に従える高校生という時期を楽しんでもらえればと思います。

(2020年度版学部案内より転載)

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