2024/11/20 (WED)
学部主催公開講演会のお知らせ
OBJECTIVE.
「先端技術に潜む闇:韓国におけるプラットフォーム技術社会を解読する」
開催日時: 2024年12月21日(土) 14:00~16:30
場所:池袋キャンパス本館 1202教室
講師:이광석(李光錫 イ・グァンソク) ソウル科学技術大学教授
討論者:大畑 裕嗣 明治大学(兼 通訳)、山中 惇史 立教大学大学院
場所:池袋キャンパス本館 1202教室
講師:이광석(李光錫 イ・グァンソク) ソウル科学技術大学教授
討論者:大畑 裕嗣 明治大学(兼 通訳)、山中 惇史 立教大学大学院
概要
本講演は、2010年代以後のプラットフォーム、人工知能などの先端デジタル技術を媒介とした、韓国社会の技術権力化過程を歴史的に追跡するものである。具体的には、国家制度の領域に関しては、文在寅政権期の「第四次産業革命委員会」と「デジタル・ニューディール」等、一連のIT政策のスローガンと、新型コロナに対する「安全な」防疫国家体制に向けての急激な社会的転換が意味したことを明らかにする。労働と産業の領域に関しては、プラットフォーム・エンジンを備える、韓国国内を地場に巨大情報技術資本を形成するための「プラットフォーム化」が、韓国社会の労働と日常の政治文化に及ぼした被害を批判的に見きわめる。
講師プロフィール
ソウル科学技術大学教授。文化研究理論誌『文化/科学』編集主幹。テクノロジー、社会、生態が相互に交わる接点に対して批判的な関心を持ちながら、批評および著述を行っている。主な研究分野は技術文化研究、コモンズ、プラットフォーム研究、自動化社会などに渡っている。主著は『デジタル暴食社会』、『フィジタル(Phygital)コモンズ』、『ポストデジタル』、『デジタルの裏切り』、『データ社会美学』など多数。
主催
立教大学社会学部・社会情報学会
申込
不要
文責
是永 論 社会学部 メディア社会学科教授