教員研究・教員

社会学科

イ ミンジン

李 旼珍

教授

社会学科

李 旼珍

担当科目 労働社会学、比較社会論

研究テーマ フレキシブルな資本主義における新しい雇用形態やワークシステムのもとで、労働者は主体的に、自律的に働けるか、また働きすぎるのはなぜなのか、などについてアメリカ、日本、韓国を研究フィールドとし、研究している

著書と論文 『賃金決定制度の韓日比較』(単著)梓出版社、2000年
『現代社会学における歴史と批判—グローバル化の社会学』(共著)東信堂、2003年
「職場における新しい労働統制——電子監視とパノプティコン・メタファー」(単著)、『応用社会学研究』48号、2006年

研究室及び連絡先 12号館 B317
e-mail:leemj@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
「世界に一つの存在になりなさい」だけではなく、「世界や社会の中の一員として成長・発展することが重要である」ことを気づかせる学問が社会学です。社会学とともに、社会の中で大きく成長してください。

イワマ アキコ

岩間 暁子

教授

社会学科

岩間 暁子

担当科目 家族社会学、社会調査法1

研究テーマ 専門は家族社会学、社会階層論、「弱者」・マイノリティ論。家族社会学と社会階層論に関わっては、ランダムサンプリングで収集した社会調査データを計量分析するという手法で、女性内の階層分化や女性の就業が晩婚化や少子化、家族関係のありように与える影響について研究を進めてきた。近年は韓国などとの国際比較研究にも着手している。「弱者」・マイノリティ論に関しては、「マイノリティ」概念と政策についての国際比較研究の成果を踏まえ、「マイノリティ」をめぐる日本社会の課題について検討している。

著書と論文 『マイノリティとは何か-概念と政策の比較社会学』(共編著)ミネルヴァ書房、2007年
『女性の就業と家族のゆくえ-格差社会のなかの変容』(単著)東京大学出版会、2008年
「『格差論』の現在と家族・労働・福祉-『中流論争』との比較から」 『和光大学現代人間学部紀要』第1号、2008年
「ジェンダーと子育て負担感に関する日本・ドイツ・イタリアの比較分析」(単著)『人口問題研究』第65巻第1号、2009年

研究室及び連絡先 12号館 B314
e-mail: a-iwama@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
人生を歩んでいくために必要となる基礎力—社会を分析的にとらえ、多様な背景を持つ他者と関係を築いていくための知力と感受性—を大学時代に養ってほしいと願っています。

オグラ ヤスツグ

小倉 康嗣

准教授

社会学科

小倉 康嗣

担当科目 コミュニケーション論、質的調査法、震災のフィールドワーク

著書と論文 『高齢化社会と日本人の生き方—岐路に立つ現代中年のライフストーリー』(単著)慶應義塾大学出版会、2006年
「ライフストーリー研究はどんな知をもたらし、人間と社会にどんな働きかけをするのか —ライフストーリーの知の生成性と調査表現」(単著)『日本オーラル・ヒストリー研究』第7号、2011年
『ワードマップ 現代エスノグラフィー —新しいフィールドワークの理論と実践』(共著)新曜社、2013年
『被爆者調査を読む —ヒロシマ・ナガサキの継承』(共著)慶應義塾大学出版会、2013年
『感情を生きる —パフォーマティブ社会学へ』(共著)慶應義塾大学出版会、2014年

研究室及び連絡先 12号館 B337
e-mail:y-ogu@rikkyo.ac.jp

これまでの研究生活:
ライフストーリー研究を中軸に、「生の社会学」を基本的なテーマとして調査研究しています。受苦(パトス)的経験から生成されていく生(life)に関心があり、そこから逆照射される現代社会のありよう・生き方について考えてきました。最近では、原爆体験に非被爆者(非当事者)がいかに「自分ごと」として関わっていけるのか・継承していけるのか、といった取り組みを追いかけながら、そこにあるコミュニケーションの可能性と生の連続性、社会的連帯の可能性について考えています。

学部生・院生へのメッセージ:
みずからの「生」にとって切実な問いから始めること。それが、“みんな”の問題(他者の「生」)といかに地続きであるかを理解すること。そんな自分と他者との地続きな関係性の網の目の「当事者」として、そこに参与していくこと。そして、そこから立ち上がるコミュニケーション(相互了解やつながり)の可能性を見いだしていくこと。そうしたとき、「あたりまえを疑う」社会学の思考が「生きる力」につながっていくのだと思います。

オサ ユキエ

長 有紀枝

教授

社会学科

長 有紀枝

担当科目 人間の安全保障とNGO、紛争と和解・共生

研究テーマ 人間の安全保障、平和構築、国際人道法、ジェノサイド研究など。

著書や論文 『スレブレニツァーあるジェノサイドをめぐる考察』(単著)東信堂、2009年
『地雷問題ハンドブック』(単著)自由国民社、1997年
『国際緊急人道支援』(共著)ナカニシヤ出版、2008年
『国家建設における民軍関係破綻国家再建の理論と実践をつなぐ』(共著)国際書院、2008年

研究室及び連絡先 マキムホール M518
e-mail:yukieosa@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
かけがえのない4年間、自分と関係のない世界の、関係のない人々の暮らしに対しても、わがことのように思いをはせる「想像力」と、「なぜ?どうして?」という「知的好奇心」を一緒に高めていきましょう。

カタカミ ヘイジロウ

片上 平二郎

准教授

社会学科

片上 平二郎

担当科目 社会学原論1 社会学理論

研究テーマ 理論という抽象的な道具を用いたからこそ見えてくる社会の姿について考えたいと思い、テオドール.W.アドルノの思想を主に理論社会学的な研究を行っています。その際に、アイデンティティとコミュニケーション、文化といった観点を大事にしたいと思っています。近年は、日本における社会学の歴史についても興味を持ち、研究をはじめています。

著書や論文 『アドルノという「社会学者」』(単著)晃洋書房、2018年
『ポピュラーカルチャー論「講義」』(単著)晃洋書房、2017年

研究室及び連絡先 12号館 B334
e-mail:katakami@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
人間は誰しもが社会の中を生きており、だからこそ、時に社会と衝突をして、社会について考えざるを得ない局面を迎えることになるはずです。社会学は、そんなときに単なる知識であることを越えて、もっと生々しいかたちでみなさんの人生に関わってくるものとなるはずです。真面目に、でも、楽しく、社会学という独特の魅力をもった学問についてみなさんと考えていきたいと思っています。

ニシヤマ シホ

西山 志保

教授

社会学科

西山 志保

担当科目 公共性の社会学、地域社会学

研究テーマ 専門は、都市社会学、まちづくり論、NPO/NGO/社会的企業研究。地域住民が主体となって行政や企業と協働しながら行う、まちづくりやコミュニティ再生の実態調査やコミュニティ・ガバナンスの国際比較研究を行っています。日本を初め、欧米の様々なコミュニティを訪れ、独自の社会制度、文化的背景の中で、人々がどのように‘まちづくり’を展開させているのかを研究しています。

著書や論文 『改訂版ボランティア活動の論理』(単著)東信堂、2007年
「ガバナンスを導く協働(パートナーシップ)の可能性」(単著)『社会政策研究7』、2007年
『イギリスのガバナンス型まちづくり』(共著)学芸出版、2008年
『分断社会と都市ガバナンス』(共著)、日本経済評論社、2011年

研究室及び連絡先 12号館 B332
e-mail:snishiyama@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
コミュニティで発生している複雑な社会問題に目を向け、その背景にある「社会的真実」を見抜く目を養ってください。コミュニティとは、人と人がつながる「場」であり、新たな発見がたくさんある「可能性の場」です。

ノロ ヨシアキ

野呂 芳明

教授

社会学科

野呂 芳明

担当科目 現代社会と政策、社会学データ実習

研究テーマ 現代都市社会論、高齢者福祉研究、まちづくり研究

著書や論文 『生きがいの社会学—高齢社会における幸福とは何か』(共著)弘文堂、2001年
『高齢期と社会的不平等』(共著)東京大学出版会、2001年

研究室及び連絡先 12号館 B313
e-mail:edwin@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
社会を学ぶためには、積極的に外に出て見聞を広めること、自分とはちがう他者と交流する経験が不可欠です。そのためにゼミだからこそ可能な機会をつくっていきますので、いい意味でそれを利用し、文献研究と合わせて自分の問題意識を深めてください。

ハギワラ ナツコ

萩原 なつ子

教授

社会学科

萩原 なつ子

担当科目 NPO/NGOの社会学、開発・発展の社会学

研究領域 環境社会学、ジェンダー研究、市民活動論

著書や論文 『市民力による知の創造と発展』(単著)東信堂、2009年
『それいけYABO・子どもとエコロジー』(単著)リサイクル文化社、1990年
『講座環境社会学環境運動と政策のダイナミズム』(共著)有斐閣、2001年
『ジェンダーで学ぶ文化人類学』(共著)世界思想社、2005年

研究室及び連絡先 マキムホール M519
e-mail:nmonkey1956@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
何かを不思議に思ったり、疑問に思ったりすること、そこから研究がはじまります。わくわくするようなテーマに出会いましょう。

マエダ ヒロキ

前田 泰樹

教授

社会学科

前田 泰樹

担当科目 保健・医療の社会学

研究テーマ エスノメソドロジーを中心とした質的研究の考え方のもとで、私たちの行為や経験を理解可能にしている「人びどの方法論」を探求しています。現在は、広いいみで医療にかかわるフィールドで、ケアの相互行為や協働実践のあり方や、病いの経験の語りについて、調査研究をしています。

著書と論文 『心の文法——医療実践の社会学』(単著)新曜社、2008年
『社会学入門——社会とのかかわり方』(共著)有斐閣、2017年
『概念分析の社会学2——実践の社会的論理』(編著)ナカニシヤ出版、2016年
『概念分析の社会学——社会的経験と人間の科学』(編著)ナカニシヤ出版、2009年
『ワードマップ エスノメソドロジー——人びとの実践から学ぶ』(編著)新曜社、2007年

研究室及び連絡先 12号館 B321
e-mail:maedahrk@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
私たちは、日常において、自らや互いの行為や経験を理解しながら社会生活を営んでいます。こうした日常生活の一断片を、はっきりとした輪郭をもった社会的な問題としても理解できるようになることが、社会学の魅力の一つです。社会へのかかわり方(=方法)を身につけ、自らの問いを考えるための力にしてください。

マツモト ヤスシ

松本 康

教授 / 学部長

社会学科

松本 康

担当科目 現代社会変動論、専門演習2、卒業論文演習1・2

研究テーマ 都市社会学、とくに都市住民の社会的ネットワークに関する研究、日本の大都市における社会空間構造の変容に関する研究、シカゴ学派都市社会学に関する学説史的研究。

著書や論文 『東京で暮らす----都市社会構造と社会意識』(編著)東京都立大学出版会、2004年
『増殖するネットワーク』(編著)勁草書房、1995年
『都市社会学のフロンティア2生活・関係・文化』(編著)日本評論社、1992年

研究室及び連絡先 12号館 B304
e-mail:ymatsumoto@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
社会学をつうじて視野を広げ、変動する世界を的確にとらえる「動体視力」を鍛えて、これからの人生に生かしてください。

ムラセ ヨウイチ

村瀬 洋一

教授

社会学科

村瀬 洋一

担当科目 社会調査法、計量社会学、演習科目

研究テーマ 計量政治社会学、社会階層と社会意識、とくに人間関係保有や政治的影響力の不平等、震災後の生活と意識、環境問題、統計的社会調査法

著書と論文 「震災後の不安感と被害金額の規程因:被害と社会階層に関する仙台仙北調査の計量分析」『選挙研究』Vol.29. 2013年.
"Cultural Constraints on Rising Income Inequality: A U.S.-Japan Comparison." Journal of Economic Inequality. Vol.10. 共著. 2012年.
「社会階層と政治関与 —社会的地位の効果は否定できるか」『日本の社会階層とそのメカニズム』白桃書房.共著. 2011年.
「流動化の中の不平等と社会階層研究」『高校生のための社会学』ハーベスト社.2009年.
「階級・階層をめぐる社会学」『よくわかる社会学』ミネルヴァ書房.2006年.

研究室及び連絡先 12号館 B315
e-mail:murase@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
平等と言われてきた日本社会も、格差社会論や中流崩壊が話題になるなど変化が起きています。真実は、科学的な調査法や分析法を使わなくては解明できません。大学での学問は正解を学ぶよりも、何が真実かを自分で考えることが大切です。社会現象の起こるメカニズムを一緒に考えましょう。

ヤブキ ヤスオ

矢吹 康夫

助教

社会学科

矢吹 康夫

担当科目 差別と偏見の社会学、社会調査法2、基礎演習、専門演習1、フィールド実習、自主講座

研究テーマ 障害学、ライフストーリー研究。現在は特に疾患や外傷によって異なる外見をもつ人びとのライフストーリーと当事者運動(史)

著書や論文 単著 『私がアルビノについて調べ考えて書いた本——当事者から始める社会学』生活書院、2017年
分担執筆 『排除と差別の社会学(新版)』有斐閣、2016年
分担執筆 『最強の社会調査入門——これから質的調査をはじめる人のために』ナカニシヤ出版、2016年
分担執筆 『ライフストーリー研究に何ができるか——対話的構築主義の批判的継承』新曜社、2015年
分担執筆 『手招くフリーク——文化と表現の障害学』生活書院、2010年

研究室及び連絡先 12号館B326

ヨシザワ ナツコ

吉澤 夏子

教授 / 学科長

社会学科

吉澤 夏子

担当科目 社会学原論、ジェンダーの社会学

研究テーマ 他者とともに在ることの意味を考える。

著書や論文 『世界の儚さの社会学』(単著)勁草書房、2002年
『女であることの希望』(単著)勁草書房、1997年
『フェミニズムの困難』(単著)勁草書房、1993年

研究室及び連絡先 12号館 B336
e-mail:y-natsu@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
大学の4年間は自分自身を見つめることのできる貴重な時間です。私とは何か、社会とは何か、社会と私はどのように繋がっているのか、それを感じ、考え、表現しようとするとき、きっと「社会学」が大きな力になってくれるでしょう。

ワキタ アヤ

脇田 彩

助教

社会学科

脇田 彩

担当科目 社会調査法1、専門演習1、基礎演習、現代社会研究C

研究テーマ 社会階層とジェンダーによる不平等、社会調査法

著書や論文 「職業威信スコアのジェンダー中立性——男女別職業評価調査に基づく一考察」『ソシオロジ』第57巻2号、2012年、3-18頁
「現代日本女性にとっての階層再生産——2つの側面による測定の可能性」『社会学評論』第63巻4号、2013年、586-601頁
「生活満足度と婚姻状況・就業状況との関連における男女差」東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクトディスカッションペーパーシリーズNo. 78、2014年

研究室及び連絡先 12号館B326
e-mail:wakita@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
社会階層とジェンダーがどのように関連して不平等を生み出しているか明らかにすることを目的に、研究を行っています。不平等に限らず、社会が抱える諸問題に1つでも関心を持ち、それらについて理論・データに基づいた考えを持つことは、不確実性の高い時代において非常に重要であると考えています。

現代文化学科

アベ オサム

阿部 治

教授

現代文化学科

阿部 治

担当科目 「環境教育論」

研究テーマ 環境教育/ESD(持続可能な開発のための教育)

持続可能な社会創造に向けた総合的な環境教育/ESD(持続可能な開発のための教育)システムの構築。

イシイ カヨコ

石井 香世子

教授

現代文化学科

石井 香世子

担当科目 国際社会学・エスニシティ論・専門演習など

研究テーマ 現代アジアのグローバリゼーション(移民・観光とエスニック・マイノリティ)

研究室及び連絡先 12号館 3階 B311
e-mail:ishiik@rikkyo.ac.jp

これまでの研究生活:
国際観光の場でエスニック・イメージを売る山地民の人々について研究するうち、気づけば調査対象者がどんどん海外へ移住していたため、移民について研究するようになりました。現在のおもな興味関心は、子どもの移住・移動する子どもたちとエスニシティです。

現在の研究課題:
アジアの越境する子どもたち、トランスナショナル階層化
著書や論文:
Marriage Migration in Asia:Emerging Minorities at the Frontiers of Nation-States, Kyoto University Press/National University of Singapore Press 2016年.(編著)
The Impact of Ethnic Tourism on Hill Tribes in Thailand,” Annals of Tourism Research, vol.39 no.1 pp. 290–310. 2012年. (単著)
『異文化接触から見る市民意識とエスニシティの動態』慶應義塾大学出版会. 2007年.(単著)

オオタ マキコ

太田 麻希子

准教授

現代文化学科

太田 麻希子

担当科目 グローバル都市論、専門演習1、専門演習2、基礎演習など

研究テーマ フィリピン、マニラ首都圏の産業及び空間構造の変容下における女性の労働と居住、生活について、同地域のスラムでのフィールドワークや文献資料、統計調査に基づいて研究している。

著書や論文 「重層する戦略の場としての住民組織─マニラ首都圏のスクオッター集落住民組織における女性の活動事例から」2009年、『アジア研究』55巻3号
「フィリピン・マニラ首都圏における「スラム」の動態的研究─複合する生産/再生産領域のジェンダー分析」2010年、博士学位論文(お茶の水女子大学大学院人間文化研究科)
「マニラ首都圏のスラムにおける女性住民の生活実践─移動・就労・住民組織─」2011年、『女性学研究』18号

連絡先 ota_m@rikkyo.ac.jp

学部生・院生へのメッセージ:
大学時代の様々な人やものとの出会いを大切に、自分と他者、自分と世界との関係について思考する力を培ってください。

キムラ ミズカ

木村 自

准教授

現代文化学科

木村 自

担当科目 文化人類学、国際社会学、専門演習ほか

専門分野 文化人類学、ディアスポラ論、地域研究(中国、台湾、東南アジア)

研究テーマ (1)中国・台湾におけるエスニック・マイノリティ研究
(2)中国系住民(華僑華人)のディアスポラ空間に関する研究
(3)台湾の視覚障害者文化に関する研究

著書や論文 『東南アジア地域研究入門 2 社会』(分担執筆)慶応義塾大学出版会、2017
『雲南ムスリム・ディアスポラの民族誌』(単著)風響社、2016
『グローバリゼーションズ—人類学、歴史学、地域研究の現場から』(分担執筆)弘文堂、2012
『越境とアイデンティフィケーション—国籍・パスポート・IDカード』(分担執筆)新曜社、2012
『実践としてのコミュニティ: 移動・国家・運動』(分担執筆)京都大学出版会、2012
『ディアスポラから世界を読む』(分担執筆)明石書店、2009

研究室及び連絡先 12号館B322室
e-mail:kimuramizuka@rikkyo.ac.jp

これまでの研究生活:
小学校3年生の時、私は両親に連れられて、大阪吹田市にある国立民族学博物館を訪れた。世界中から集められ、館内に溢れる多様なもの、もの、ものに、私はひたすら圧倒された。この時の経験が、私のその後の人生をある程度決めてしまったのだと思う。異文化への憧れから、学部で中国語を専門に学び、そしてその「憧れ」を相対化するために、大学院で文化人類学を学んだ。今たどり着いたのは、文化の「間」から文化を考えること。まだ途上の研究をいつか完成させたい。

学部生・院生へのメッセージ:
目的地に向かってただひたすら走り続けるのもいいけれど、ときに寄り道し、ときに道に迷いながら未知の光景を彷徨ってみるのも面白い。未知の光景を彷徨い、他者の声に耳を傾けながら、自分のあたりまえがガラガラと音を立てて崩れていく体験が1度でも2度でもできたなら、それで大学生活の4年間は十分に価値あるものだと思う。自戒も込めて一言。寄り道しよう!

コイケ ヤスシ

小池 靖

教授

現代文化学科

小池 靖

担当科目 「現代社会と文化Ⅰ」 「宗教社会学」

研究テーマ 宗教社会学、心理主義論、文化社会学

著書と論文 2010「親密圏とスピリチュアリティ」『宗教研究』365号,日本宗教学会,105-126. 2007,『セラピー文化の社会学』勁草書房. 2002,「現代宗教社会学の論争をめぐるノート-霊性・合理的選択理論・世俗化」『現代宗教2002』東京堂出版, 302-319.

学部生・院生へのメッセージ:
世の中のアヤシイものから深遠な思想まで扱える「宗教社会学」は、きっと新しい発見への手がかりとなることでしょう。

コイズミ モトヒロ

小泉 元宏

准教授

現代文化学科

小泉 元宏

担当科目 アートの社会学、基礎演習、専門演習1・2、卒業研究1など

著書や論文 Koizumi, Motohiro, “Creativity in a Shrinking Society: A Case Study of the Water and Land Niigata Art Festival”, Cities, Elsevier, 2015.
小泉元宏「地域社会に『アートプロジェクト』は必要か?—接触領域コンタクト・ゾーンとしての地域型アートプロジェクト 」『地域学論集』第9巻2号、2012年
小泉元宏 「社会的価値の創出と文化活動に関する分析——現代アートによる『社会と関わる芸術』への検討から」『文化経済学』第7巻第1号(通算第28号)、2010年

研究室及び連絡先 12号館 B316
e-mail:koizumi@rikkyo.ac.jp

研究テーマ:
音楽・美術・映像などのアート(arts)や、それらを生み出す創造性(creativity)と、社会形成のかかわりに関する研究を行っています。特に、国内外の市民参加型のアートプロジェクトや芸術祭、音楽祭などを対象に、アートを通じた人々の関わりの場の構築の意義や課題について調査・研究を進めています。

専門は、文化政策研究、文化社会学、現代芸術論です。特に、各国や各自治体などが、新たな物事を生み出す能力としての「創造性」を、国や都市・地域、産業の活性化といった社会的目的のための資源として利用しようとする動きについて関心を持っています。これまでの研究では、近年の、国家による文化的魅力の強化などソフトパワーへの着目(例えば日本におけるクールジャパンやオリンピックを通じた文化振興への関心の高まり)や、創造都市形成への国際的な関心の高まり、あるいは(特に日本や韓国、台湾における)少子・高齢化対策や地域活性化などといった社会的目的の下で隆盛する、アートプロジェクトや国際展(ビエンナーレ、トリエンナーレ)、音楽祭などに関心を持って研究をしてきました。また、そのような動きに対抗するようなアーティストや市民による文化生産への試みの意義や、葛藤について論じてきました。近年は、国内外のアーティスト・ラン・スペースに関する調査研究なども進めています。

サダカネ ヒデユキ

貞包 英之

准教授

現代文化学科

貞包 英之

担当科目 消費社会論、現代文化論、専門演習1・2など

専門分野 消費社会論 歴史社会学 現代社会論

著書や論文 『消費は誘惑する 遊廓・白米・変化朝顔:一八、一九世紀日本の歴史社会学』(青土社、2015年)
『地方都市を考える:消費社会の先端から』 ( 花伝社、2015年)
『自殺の歴史社会学:意志のゆくえ』(元森絵里子、野上元との共著、青弓社、2016年)

研究室及び連絡先 12号館 B333
e-mail:hidesadakane@rikkyo.ac.jp

研究テーマ:
わたしたちは良かれ悪しかれ、商品を買うことで暮らしています。食品やファッション、住居、または教育や介護、保険など。そうして消費を避けがたい要素とする社会はいかに生まれ、育ち、いかなる問題を抱えているのでしょうか。そうした問題関心から、18、19世紀に遡る園芸文化や性的商品に関わる歴史社会学、加えて現代社会における保険や住居、マンガやアニメなどの大衆文化の研究、またそれらが展開される場としての地方都市を中心とする消費環境の調査・分析を進めています。

スナガ マサフミ

須永 将史

助教

現代文化学科

須永 将史

担当科目 社会調査演習,社会学原論1,基礎演習,エスノメソドロジー,社会学自主講座

略歴 2015年に首都大学東京人文科学研究科社会学教室博士後期課程を修了し,博士(社会学)を取得。首都大学東京社会学教室リサーチアシスタントおよび神奈川大学(市民社会論・地域社会貢献論)常磐大学(会話のコミュニケーション論)の兼任講師を経て,2016年に立教大学に着任。

著書や論文 「相互行為のなかのジェンダーと身体—ケア実践の記述に向けて」首都大学東京人文科学研究科博士学位論文,2015年.
「日本における〈セックス/ジェンダー区別〉の使用の変遷」『ソシオロジ』,60(3),pp117-pp132,2016年.
「社会科学は身体をいかに問うことができるか─相互行為におけるジェンダーの分析のための方法論的考察」,『人文学報』512-1(社会学51),pp29-pp45,2016年.

研究室及び連絡先 12号館B326
e-mail:m-sunaga@rikkyo.ac.jp

研究テーマ:
ジェンダー論・ケア論・医療社会学を主題に,社会的相互行為をいとなむ人々の実践や相互の理解がいかに達成されるのかを明らかにすることに取り組んできました。とくに,エスノメソドロジー・会話分析という質的調査法を専門的な分析手法として用いています。

セキ レイコ

関 礼子

教授

現代文化学科

関 礼子

担当科目 「環境社会論」など

研究テーマ 環境社会学、地域環境論

論文 関礼子ゼミナール2016『阿賀の記憶、阿賀からの語り—語り部たちの新潟水俣病』新泉社。
好井裕明・関礼子編2016『戦争社会学—理論・大衆社会・表象文化』明石書店。
関礼子編2018『被災と避難の社会学』東信堂。

研究室 12号館 B340

これまでの研究生活:
フィールドからの問いを受け止めつつ、公害や環境問題、自然保護の問題などを考えてきました。観光の環境誌や、地域の環境誌などについても調査・研究をすすめています。

タカギ コウイチ

高木 恒一

教授 / 学科長

現代文化学科

高木 恒一

担当科目 都市社会論 他

主要業績 『多層性とダイナミズム——沖縄・石垣島の社会学』東信堂、2018年(共編著)
『都市社会構造論』放送大学教育振興会、2018年(分担執筆)
『はじまりの社会学——問いつづけるためのレッスン』ミネルヴァ書房、2018年(分担執筆)
『都市社会学・入門』有斐閣、2014年(分担執筆)
『都市住宅政策と社会−空間構造:東京圏を事例として』立教大学出版会、2012年(単著)

研究テーマ:
大都市の社会-空間構造の変容を中心的テーマにしています。東京をフィールドとして都心再開発、郊外団地の人口減少などを、都市政策との関連のなかで検討しています。また、市民運動・市民活動の研究も手がけています。
専門は都市社会学で、特に大都市に焦点を当てています。文献、各種のデータ、資料、フィールドワークなど、使えるものは何でも使って、複雑で変化の激しい都市の現在を少しでも理解していきたいと思っています。

タナビキ ユウスケ

田靡 裕祐

助教

現代文化学科

田靡 裕祐

担当科目 専門演習1,社会調査法3,情報処理1,基礎演習

略歴 2011年に大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程を単位取得退学し,2012年に博士(人間科学)を取得。甲南大学(社会意識論)桃山学院大学(社会調査法)の兼任講師および立命館大学のポスドク研究員等を経て,2016年に立教大学に着任。

著書や論文 「仕事の価値の布置と長期的変化—「日本人の意識」調査の2次分析」『社会学評論』66巻1号,2015年,pp.57-72
「職業的地位・職業的実践と労働者の意識形成」『大阪大学大学院人間科学研究科紀要』39巻,2013年,pp.237-252
「働き方による社会意識の変化」吉川徹(編著)『長期追跡調査でみる日本人の意識変容—高度経済成長時代の仕事・家族・エイジング』,ミネルヴァ書房,2012年,pp.88-100

研究室及び連絡先 12号館B326
e-mail:tanabiki@rikkyo.ac.jp

研究テーマ:
働き方の多様化が進む現代社会における「働くことの意味」について,価値観や意識の側面に注目しながら解き明かすことをテーマとしています。量的な社会調査データに基づく統計的な分析によって,社会の構造と人々の心のあり方との結びつきになんとか迫ろうと試みています。

ミズカミ テツオ

水上 徹男

教授

現代文化学科

水上 徹男

担当科目 「グローバル社会論」

研究テーマ マイグレーション論、エスニシティなど

研究室 12号館 B335

これまでの研究生活:
国際的な人の移動とエスニック・コミュニティの変容などが主な研究テーマです。エスニック人口の増加に伴う社会の変化、政策的な変化なども扱ってきました。これまではオーストラリアのフィールドを中心に活動していましたが、近年はバングラデシュで、日本からの帰還移民を対象とした調査や東京都内のエスニック・タウンでのフィールドワークも実施しています。

著書:
『移民政策と多文化コミュニティへの道のり—APFSの外国人住民支援活動の軌跡—』(共編著)現代人文社, 2018.
Creating Social Cohesion in an Interdependent World: Experiences of Australia and Japan.(共編著) Palgrave Macmillan, 2016.
『市民が提案するこれからの移民政策—NPO法人APFSの活動と世界の動向から—』(共編著)現代人文社, 2015
『トランスナショナリズム』(共訳)(Vertovec, Steven. 2009. Transnationalism (Key Ideas). Routledge)日本評論社, 2014.
The Sojourner Community: Japanese Migration and Residency in Australia. Leiden: Brill. 2007.
『エスニシティ・人種・ナショナリティのゆくえ』(共訳)(Wallace, Walter L. 1997. Future of Ethnicity, Race, and Nationality. Westport, CT: Praeger)ミネルヴァ書房2003.

メディア社会学科

イカワ ミツオ

井川 充雄

教授

メディア社会学科

井川 充雄

専門分野 メディア社会学、マス・コミュニケーション論、メディア史、地域メディア論

現在の研究、テーマなど 戦後日本のマス・メディアの変容について、特にメディア・イベント、世論調査や科学コミュニケーションの視点から観察を行っている。

連絡先 m-ikawa@rikkyo.ac.jp

これまでの研究生活:
日本のマス・メディアの営為を実証的に明らかにすることにより、その社会的・政治的・文化的変容を歴史社会学的に解明することを研究テーマとしてきた。これまでは、とくに占領期におけるGHQのメディア政策を中心として、戦後のメディア・システムの構築のあり方に関する研究を行ってきた。近年は、メディア・イベント、世論調査、プロパガンダ、科学コミュニケーションといった観点から、戦後日本における世論や社会意識の形においてマス・メディアが果たしてきた役割について考察を行っている。

学部生・院生へのメッセージ:
我々が当たり前と思って普段見すごしていることに、目を向けてみましょう。例えば、人は歩くとき、いちいち「右足を出して、次は左足を出して・・・」などとは考えません。しかし、それに注目することから医学やロボット工学の研究が始まります。それと同様に、日常的に使っている新聞・テレビ・電話等々のメディアやコミュニケーションに、子どものような素朴な疑問の目を向けてみましょう。そこから、学問の第一歩が始まります。

イクイ エイコウ

生井 英考

教授

メディア社会学科

生井 英考

専門分野 地域研究、政治社会学、視覚文化論、映像史

現在の研究、テーマなど 外傷性記憶とメディア、映像と都市デザイン

連絡先 ikui@rikkyo.ac.jp

これまでの研究生活:
地域研究者としては『ジャングル・クルーズにうってつけの日——ヴェトナム戦争の文化とイメージ』(筑摩書房版1987 三省堂2000)、『負けた戦争の記憶』(三省堂 2000)、政治社会学者としては「人種政治とバラク・オバマ——『脱人種』から『差別の品格』まで」(『国際問題』589号、2010)、映像学者としては『写真家の変貌』(洋泉社、1994)などの仕事があります。

学部生・院生へのメッセージ:
大学はみずからの関わり方ひとつでいかようにも姿を変える不思議な組織・空間・制度です。創造的にするもしないも機転と機略と腕しだい。言われたとおり、教わったとおりにするだけなんて、そんなもったいない話はありません。その知恵と腕を、ともに磨きましょう。

イケガミ サトル

池上 賢

助教

メディア社会学科

池上 賢

担当科目 基礎演習、社会調査法3、オーディエンス論

略歴 1978年東京都生まれ。幼少期から父親の影響でマンガに親しむ生活を送る。立教大学社会学部卒業後、書店勤務を経て立教大学大学院社会学研究科に進学。博士号(社会学)を取得。修了後は飲食企業などに勤務しつつ立教大学などで兼任講師を務め、2015年より助教として立教大学に着任。

著書や論文 『マンガジャンル・スタディーズ』(2013年、共著、臨川書店)
『アニメ研究入門—アニメを究める9つのツボ:増補改訂版』(2014年、共著、現代書館)
「戦後マンガの経験史——経験の重層性と問い直し」(2011年、『日本オーラル・ヒストリー研究』7号)
「メディア経験とオーディエンス・アイデンティティ: 語り・パフォーマンス・エスノメソドロジー」(2014年、『マス・コミュニケーション研究』84号)

研究室及び連絡先 12号館B326
e-mail:5057878@rikkyo.ac.jp

研究テーマ:
現代社会におけるメディアとアイデンティティが主なテーマです。マンガ読者を主な事例として、彼らがマンガに関する経験を語る際に、自分自身のことをどのように提示するのか、という点について分析を行っています。今後は、他のメディアについても分析を進めていきたいと考えています。

イデグチ アキノリ

井手口 彰典

准教授

メディア社会学科

井手口 彰典

専門分野 音楽社会学

連絡先 ideguchi@rikkyo.ac.jp

現在の研究、テーマなど:
「現代的なテクノロジーと音楽」「日本のオタク系カルチャーと音楽」などのテーマについて、あれこれ考えたり発言したりしています。また最近では、特定の音楽が「権威」を帯びるようになる(あるいはそれを失っていく)プロセスについて、メディアの性質に注目しながら研究しています。

これまでの研究生活:
大学院を修了後、鹿児島国際大学講師を経て2013年より現職。これまでの研究成果として、『ネットワーク・ミュージッキング : 「参照の時代」の音楽文化』(勁草書房2009年)、『同人音楽とその周辺 : 新世紀の振源をめぐる技術・制度・概念』(青弓社2012年)、など。
もともとは人文学系の「音楽学」を専門的に学んでいたのですが、現代社会と音楽との関係に強く興味を惹かれるようになり、気付けばいつのまにか社会学の研究者になっていました。今でも学問の区分にはあまり拘泥せず、領域横断的に文化と向き合っています。

学部生・院生へのメッセージ:
目の前にある色々な事物にただ真正面から向き合うばかりでなく(もちろんそれも大切なことではあるのですが)、一歩退いて「斜めから見る」技術をぜひ身につけてください。少し視点をずらすだけで浮かび上がってくる「何だかヘンなこと=研究の種」が、社会のなかにはたくさん転がっています。

キムラ タダマサ

木村 忠正

教授

メディア社会学科

木村 忠正

担当科目 メディア・コミュニケーション論、webスタディーズ、専門演習2

専門分野 メディア・コミュニケーション論、ネットワーク社会論

研究テーマ デジタルネイティブ、ヴァーチュアル・エスノグラフィー、オンラインメディアを中心とするメディア・コミュニケーション、グローバリゼーションに伴う世界システムの変容と日本社会の方向性を中心としたネットワーク社会論研究

著書や論文 『デジタルネイティブの時代』(平凡社、2012) 『デジタルデバイドとは何か』(岩波書店、2001) 「ウィキペディアと日本社会—集合知、あるいは新自由主義の文化的論理」(『ウィキペディア革命』岩波書店、2008) Keitai, Blog, and Kuuki-wo-yomu(EPIC、Vol.2010)

研究室 12号館B324

これまでの研究生活:
もともと文化人類学者として専門教育を受け、「認知人類学」という専門分野で、認知、言葉、コミュニケーション、文化に関心がありました。1990年代半ばから、インターネットの可能性に魅せられ、ネットワークメディア、コミュニケーション、社会文化との関係について探究するようになりました。文化人類学、社会学のもつ多様な観点を活かし、グローバルな政治経済システムの変化といったマクロの視点と、対人コミュニケーションの変化といったミクロの視点を共に大切にしながら、研究テーマに示したようなトピックに多面的、複合的に取り組んでいます。

学部生・院生へのメッセージ:
21世紀の世界は、これまで以上に、流動的、変動的となり、個々人にとって、大きな可能性が開かれるとともに、リスクもまた社会に広く、深く遍在し、個人に襲いかかります。本学での大学生活を通して、皆さん一人一人が、自らを高め、社会の各界で活躍できる強靱かつ柔軟な能力を身につけることをサポートしていきたいと思っています。

コレナガ ロン

是永 論

教授

メディア社会学科

是永 論

専門分野 コミュニケーション論、情報行動論、メディア論、相互行為論、社会調査法、テクスト分析、エスノメソロジー

現在の研究、テーマなど メディア・コミュニケーションの相互行為論的分析(会話分析)、メディアの普及および利用に関する数量的・定性的研究

これまでの研究生活:
専攻は情報行動論で、人々がメディアを使ってどのようなことを社会的に行なっているのか、ということについて実証的に考えるものです。当初はいわゆる量的な調査といって、普及率や普及要因の分析などをアンケート調査で行なっていました。そのうち、より実態的なものに近づきたいということで、次第にメディアの言説や、相互的な行為の成り立ちといったものにアプローチする方向に移りました。そのため、近年はエスノメソドロジーという質的な方法に基づいた研究について模索しています。

学部生・院生へのメッセージ:
最近、海外で研究活動を行なう機会が多いこともあり、日本社会で学問をする(学ぶ)ことは、その良し悪しはともかく、他の社会と比べると、かなり特殊性の強いものであることを感じています。学習にあまり興味が持てなかったり、あるいは自信を持てなかったりしても、すぐにあきらめることなく、大学の内外にいろいろと視点をおいて、多様な可能性の中で学ぶ・研究するということを考えてほしいと思います。

スナカワ ヒロヨシ

砂川 浩慶

教授 / 学科長

メディア社会学科

砂川 浩慶

専門分野 メディア論、放送制度論、放送産業論、ジャーナリズム論

現在の研究、テーマなど 放送を中心とした制度・政策論、ジャーナリズム、コンテンツ流通

連絡先 sunakawa@rikkyo.ac.jp

これまでの研究生活:
放送局の業界団体で20年間、放送制度、著作権、地上デジタル放送などを担当し、2006年度から専任の教員となった。そのような実務経験を活かし、情報通信制度、知的財産制度、ジャーナリズム論、メディア論などを研究していきたい。

学部生・院生へのメッセージ:
メディア企業を問わず、社会において必要とされる人材は「自分で考え行動できる人」。そのためには自らの仮説を持ち、調査・取材を通して、その仮説を検証し、再構築する探究心旺盛で柔軟な思考と幅広い知識が求められる。大学という器を十二分に活用し、自分の引き出しを沢山作ってください。

ナガサカ トシナリ

長坂 俊成

教授

メディア社会学科

長坂 俊成

専門分野 防災危機管理論、災害情報論、リスクガバナンス論、リスクコミュニケーション論、社会プロデュース論

連絡先 nagasakaあrikkyo.ac.jp(「あ」を「@」に置き換える)

現在の研究、テーマなど:
リスクガバナンスの視点から不確実性を孕むリスクの社会的な協治のための社会システム研究。3.11の教訓を踏まえ分散相互運用環境に対応する官民協働危機管理クラウドシステムに関する研究開発。協働型市民社会を支えるソーシャルメディアとしてのeコミュニティプラットフォームに関する研究開発。リスクコミュニケーションやデジタルアーカイブス、地域プロデュース等、社会制度と情報技術を統合する社会情報学に関する研究に取り組んでいる。

これまでの研究生活:
テレワークやSOHO等知識社会における新たなワークスタイルや社会的起業、電子的市民参加、市民の知と専門知を統合する参加型の政策形成、コミュニティの自治、自然災害や高レベル放射性廃棄物などの高度技術社会のリスクガバナンスを支えるリスクコミュニケーションに関する社会実験を通じた実証的な研究に取り組んできた。

学部生・院生へのメッセージ:
成熟化・複雑化した現代社会は、領域毎の知や個々の要素技術が高度化しながらも、社会の本質的な課題解決に結びつきにくいという矛盾と脆弱性を孕んでいる。こうした閉塞状況を打破し安全・安心な社会を構築するためには、領域横断的に知識や技術を統合し多様な協働性を再編する「リスクガバナンス」の発想を身に付けて、社会的なミッションを達成するプロデューサー型人材が求められている。

ハシモト アキラ

橋本 晃

教授

メディア社会学科

橋本 晃

専門分野 ジャーナリズム研究、ジャーナリズム史、米欧ジャーナリズム思想

現在の研究、テーマなど 19世紀米国ジャーナリズムにおける「プレスの独立」理念の生成過程、19~20世紀フランスジャーナリズムにおける主体の変容

連絡先 ahashimoto@rikkyo.ac.jp

これまでの研究生活:
パリ特派員など新聞社記者、米国ジャーナリズム大学院での学修などを経て、今世紀初め、大学教員に。自らの体験も踏まえて、米国がその領土外で行う「限定戦争時のメディア統制とプロパガンダ」の問題を研究してきたが、2006年春に『国際紛争のメディア学』(青弓社)を上梓。以降は、ジャーナリズムに内在しうる権力性、エンタテインメント性などをその始原に遡って検証する、米国ジャーナリズム思想の歴史的研究にシフトした。博士課程は政治学研究科。政治(権力)、人々(公衆?大衆?オーディエンス)とのせめぎ合いの中で紡ぎ出されてきた、今なお紡ぎ出しつつあるジャーナリズム・イデオロギーの解剖学に従事している。

学部生・院生へのメッセージ:
閉塞感高まるこの国の狭い文脈に押し流されることなく、世界の現実を、自身の頭と眼、足を使って生きてください。大学時代は政治、経済、歴史、哲学、文学、メディアなどの諸学をじっくりと学べるまたとない時期ですが、座学にとどまらず、自らの歩行の一歩一歩が<世界>への接近となるような充実した日々であることを望みます。皆さんがそれを実現するための助力は惜しみません。

ファン ソンビン

黄 盛彬

教授

メディア社会学科

黄 盛彬

専門分野 メディア・文化研究、グローバルコミュニケーション論、ニュースと世論、ナショナリズムと歴史・他者認識

現在の研究、テーマなど ナショナル・アイデンティティと他者認識、ネット・ナショナリズムと拝外主義、歴史認識をめぐる国家間葛藤とジャーナリズムの問題、トランスナショナル化するメディア・文化と政治世論への影響、クールジャパン政策の言説分析

連絡先 seongbin@rikkyo.ac.jp

これまでの研究生活:
韓国の延世大学大学院在学中に立教大学へ交換留学生として派遣されました。立教での大学院時代には、勉強の傍ら、NHKで多くのことを学びました。国際局の韓国語放送のアナウンサーとして、毎週二日程度は渋谷のNHKセンターに通い、毎回の定時ニュースの原稿を翻訳し、韓国語で読むというニュースのアナウンスの仕事やそのほかのパッケージ番組ではインタビューやナレーションなども経験できました。こうしたニュースの現場での経験、そして何より日本のニュースを韓国語で「翻訳し伝える」経験は、現在の私の問題関心の多くを形成しているように思われます。2000年からは、京都の立命館大学で教え、2007年に立教に戻りましたが、日本の東西を往復した経験、そして、また在外研究を行った米国・西海岸での経験から、民族や歴史といったナショナリズムの源泉となりがちな考え方が、そもそも本質的なものではなく、変わりうる「立ち位置」の問題であることを実感させてくれました。そして、この越境空間に住んでいる我々が、どのように過去や現実と向き合うかを考えています。

学部生・院生へのメッセージ:
思いではなく、論理的な思考を!

ヨコヤマ トモヤ

横山 智哉

助教

メディア社会学科

横山 智哉

担当科目 社会調査法1, 世論調査論, 社会調査演習, 基礎演習, 専門演習1

略歴 2017年3月に一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程を修了し,博士(社会学)を取得。同年4月に立教大学に着任。

著書や論文 『熟議の効用、熟慮の効果:政治哲学を実証する』(2018年勁草書房、分担執筆)
「ミニ・パブリックスにおける市民間の討議が寛容性に及ぼす効果:「外国人労働者の受け入れ政策」を争点として」(2017年、『レヴァイアサン』61号)
「政治的会話の橋渡し効果:政治的会話が政治参加を促進するメカニズム」(2016年、『社会心理学研究』32号)
「政治的会話が政治的知識に及ぼす効果—JGSS2003データを用いた検討—」(2014年、『日本版総合的社会調査共同研究拠点 研究論文集』14号)

研究室及び連絡先 12号館B326
e-mail:tmyokoyama@rikkyo.ac.jp

研究テーマ:
私的生活空間における政治的会話が民主主義への貢献可能性を含んでいるのかという点に関して,第1に政治的会話の測定および構造,第2に政治的会話が政治参加あるいは政治的寛容性に及ぼす影響メカニズムを実証的に検討しています。

リン イーシェン

林 怡蕿

准教授

メディア社会学科

林 怡蕿

専門分野 社会情報学、マスメディア研究、ジャーナリズム研究

現在の研究、テーマなど エスニック・メディア研究、オルターナティブ・メディア研究、マスメディア制度とジャーナリズム活動の相互関連の研究

連絡先 lin@rikkyo.ac.jp

これまでの研究生活:
社会運動、公共圏、多文化主義などの理論概念を用いて、現代におけるマスメディアの機能的・構造的欠陥を把握しつつ、エスニック・メディアやオルターナティブ・メディアの可能性について実証的、理論的に研究している。ケースとして台湾のエスニック・メディアと放送制度のあり方について研究し、博士論文を書いた。東アジアにおける放送産業構造の変容とジャーナリズムのプロフェッションとの関連について国際比較研究にもたずさわってきた。近年は特にメディア言説における「他者」の表象問題に取り組んでいる。ケースとしては、華僑・華人などのディアスポラとメディアとの関わりに注目し、華僑・華人社会における文化や言語、アイデンティティの形成と変容を中心に研究している。また、「当事者」に着目する視点から東日本大震災の関連記事の内容分析や、被災地の多言語放送活動を通して外国人住民との地域共生の課題を考察している。

学部生・院生へのメッセージ:
大学はディズニーランドのようだと思います。安いとは言えない入場料(=授業料)を払ってゲートをくぐったら、あとは限られた時間のなかでどれだけのアトラクション(=授業、部活、調査活動)を楽しめるか…ですが、これはもう個人の勝負です。ただベンチに座って周りを眺めて時間を潰すか。それともファストパスを片手にできるだけ多くのアトラクションに入場して、自分を成長させていくか。どのようにして入場料以上の価値を得るかは自分の努力次第です。退園前に、夜空に広がる大きな花火を見上げながら「来てよかった、楽しかった」と言えるように、悔いのない大学生活を送ってください。

ワダ シンイチロウ

和田 伸一郎

准教授

メディア社会学科

和田 伸一郎

専門分野 デジタル・メディア論、情報社会論、社会思想

研究テーマ インターネットの政治経済学、ソフトウェア・スタディーズ 、SNSデータ分析

著書や論文 「『新デジタル時代』と新しい資本主義」 (『岩波講座現代〈第9巻〉デジタル情報社会の未来 9巻』、岩波書店、2016年)
「ビッグデータとビッグソサエティ」 (『現代思想 特集 ポスト・ビッグデータと統計学の時代』 、青土社、2014)
『国家とインターネット』 (講談社選書メチエ、2013(電子版2015))
『民衆にとって政治とは何か』(人文書院、2009)
『メディアと倫理 画面は慈悲なき世界を救済できるか』 (NTT出版、2006)
『存在論的メディア論 ハイデガーとヴィリリオ』 (新曜社、2004)

研究室 12号館B325

これまでの研究生活:
現代哲学(「存在論」)からメディア論へアプローチすることから始まり、続いて「倫理」からそれへアプローチした後、クラウド・コンピューティングの普及(コンピューティングのカジュアル化)という新デジタル時代に入ったところで、その環境下における民衆の視線から「デモクラシー」とは何かを問い直し、さらにその後、国際政治とグローバル市場経済の観点から、インターネットとは何かを問うてきた。「理論」、「概念」を通じてしか到達できない洞察というものがあること、まさにそれゆえに、それらに固有の有効性があるということ、を提示することに努めている。

学部生・院生へのメッセージ:
これからは、ますます環境がコンピュータ化され、人間がそれに支援されるようになることによって、労働や消費、教育や学びのあり方など、様々なことが劇的に変化していきます。ミライの情報社会において何が求められるのかを、ともに考えていきましょう。