社会学部現代文化学科3年生の星野聖弥さんにインタビュー
現代文化学科 星野聖弥
2023/05/16
在学生
OVERVIEW
社会学部現代文化学科3年生の星野聖弥さんに、立教大学での学びについて語っていただきました。
持続可能な社会について広く学び考えてきた3年間
楽しさと安心感を兼ね備えたキャンパスに一目ぼれ
私は、大学進学にあたり、関東にある多くの有名大学の学園祭に足を運びました。その中で立教大学の雰囲気がもっとも自分に合っていると感じました。盛り上がりの中に落ち着きと上品さが混在し、楽しさと安心感を兼ね備えた環境だと思えたからです。また、正門から見えるヴィンテージ感漂う、蔦に覆われたレンガ造りのキャンパスを見た際に「このような素敵な環境で勉強したい!」と思いました。
私が社会学部を選んだ理由は、ジェンダー、環境問題、民族問題、貧困・格差、都市社会などなど実にさまざまな事柄が学べるので、自身の興味関心に合わせて柔軟に動いていけます。この柔軟性に魅力を感じました。
そして自然が好きだった私は、とくに環境問題について学びたいと考えていました。中でも、農薬による環境と人体への影響が興味の中心でした。米、芋、小麦粉と世界の主食を見ても明らかなように、私たちは農業によって生産される食物なくして生きてはいけません。そのため、この問題に対する議論は健康的な生活を営むうえで、非常に意義のあるものだと思っています。
私が社会学部を選んだ理由は、ジェンダー、環境問題、民族問題、貧困・格差、都市社会などなど実にさまざまな事柄が学べるので、自身の興味関心に合わせて柔軟に動いていけます。この柔軟性に魅力を感じました。
そして自然が好きだった私は、とくに環境問題について学びたいと考えていました。中でも、農薬による環境と人体への影響が興味の中心でした。米、芋、小麦粉と世界の主食を見ても明らかなように、私たちは農業によって生産される食物なくして生きてはいけません。そのため、この問題に対する議論は健康的な生活を営むうえで、非常に意義のあるものだと思っています。
日常に潜むジェンダー問題を学ぶ
ジェンダー問題について学ぶ全学共通科目「身体科学からの学び」では、日常に潜む男女の社会的な役割や習慣の違いに着目しました。普段、無意識で行っている"自然な行為"の多くもこれに起因しているということを知り驚きました。男女の違いは、性別役割分業に基づく価値観から発展したものが多く、それらが社会を構成する旧来の価値観により、現在も維持されていると知ると、なるほど納得です。
例えば、男性がスカートを履こうとしないのは、そもそも男性が着用することが"不適切である"という固定観念と、周囲の人々の視線によるものです。近年においては、女性に対するジェンダー問題は改善がある程度図られている傾向にありますが、男性に関しては、あまり進んでいないのではということも学びました。
例えば、男性がスカートを履こうとしないのは、そもそも男性が着用することが"不適切である"という固定観念と、周囲の人々の視線によるものです。近年においては、女性に対するジェンダー問題は改善がある程度図られている傾向にありますが、男性に関しては、あまり進んでいないのではということも学びました。
日本の農薬の歴史と現在を卒論にまとめたい
3年次のゼミは、環境問題に対しての造詣を深めていきたいと思い「サステイナビリティ・スタディーズ」を研究するゼミに所属しました。テーマは「日本と世界の農薬問題について」で、持続可能な社会について考えています。
環境問題は自然だけではなく、人間にも大きな影響を与えています。そのため、この問題について考え、議論することは自然の保全だけではなく、我々人類の救済をも意味します。とくに今の時期は環境問題の正念場とも言われている非常に重要な期間であるので、このとり組みを行うことは社会的にも意義があると思っています。
それに関連して私は「日本の農薬の歴史と現在、そしてこれから」をタイトルに、卒論をまとめようと作業を進めています。殺虫剤や農薬などの化学物質の危険性を訴えたレイチェル・カーソンの「沈黙の春」(1962年)や、公害などを事例として日本国内の農薬にまつわる運動の歴史を分析し、現在に至るまでの流れを整理。その後に、現代の農薬をめぐる状況を説明し、過去との比較から、問題点や改善点などを浮き彫りにします。これらの議論を踏まえて、これからどのように日本は農薬と向き合っていくべきなのかを考察していく予定です。
環境問題は自然だけではなく、人間にも大きな影響を与えています。そのため、この問題について考え、議論することは自然の保全だけではなく、我々人類の救済をも意味します。とくに今の時期は環境問題の正念場とも言われている非常に重要な期間であるので、このとり組みを行うことは社会的にも意義があると思っています。
それに関連して私は「日本の農薬の歴史と現在、そしてこれから」をタイトルに、卒論をまとめようと作業を進めています。殺虫剤や農薬などの化学物質の危険性を訴えたレイチェル・カーソンの「沈黙の春」(1962年)や、公害などを事例として日本国内の農薬にまつわる運動の歴史を分析し、現在に至るまでの流れを整理。その後に、現代の農薬をめぐる状況を説明し、過去との比較から、問題点や改善点などを浮き彫りにします。これらの議論を踏まえて、これからどのように日本は農薬と向き合っていくべきなのかを考察していく予定です。
学生の学問的需要を満たすことができるカリキュラム
この3年間を終えてよかったことは、まず、履修できる講義の範囲が非常に広いこと。全学共通科目という学部学科に関係なく履修できる科目に加えて、他学科や他学部の講義も履修できます。このシステムは生徒の興味・関心に幅広く対応できるため、ほとんどの学生の学問的需要を満たすことができると思います。
次に、他大学ではあまり展開されないような講義があることです。立教大学ではキリスト教系や、テレビなどで知られた著名人の特別講義があります。これらは立教大学ならではの内容で、とても価値があると思います。
次に、他大学ではあまり展開されないような講義があることです。立教大学ではキリスト教系や、テレビなどで知られた著名人の特別講義があります。これらは立教大学ならではの内容で、とても価値があると思います。
将来は人を笑顔にすることのできる仕事に就きたい
価値があったといえば、私の場合はもうひとつ。サークル活動です。私は「抹茶スイーツ研究会」というサークルに所属しています。ここでは部員とともに、美味しい抹茶スイーツのお店めぐりをして、抹茶への造詣と部員の親睦を深めています。
具体的な活動としては、平日は池袋周辺に、休日は渋谷、浅草、鎌倉、日本橋、銀座など都内の広いエリアに出かけて行きました。コロナ禍のため、感染対策を十分に行ったうえでの活動となりましたが、部員がみんな優しく穏やか。人もお店も食べ物もすべて素敵というのが、私がこのサークルが好きな理由です。
私は将来、どの業界に就職するか未だ検討中ですが、人を笑顔にすることができる仕事に就きたいと以前から思っています。人の役に立つことができれば、やりがいや自分の存在価値も感じられます。「私は今このために生きている」という、気持ちが満たされる仕事をしていきたいです。この感覚が精神的・経済的豊かさに繋がり、結果としてクオリティ・オブ・ライフの上昇に繋がると信じています。
具体的な活動としては、平日は池袋周辺に、休日は渋谷、浅草、鎌倉、日本橋、銀座など都内の広いエリアに出かけて行きました。コロナ禍のため、感染対策を十分に行ったうえでの活動となりましたが、部員がみんな優しく穏やか。人もお店も食べ物もすべて素敵というのが、私がこのサークルが好きな理由です。
私は将来、どの業界に就職するか未だ検討中ですが、人を笑顔にすることができる仕事に就きたいと以前から思っています。人の役に立つことができれば、やりがいや自分の存在価値も感じられます。「私は今このために生きている」という、気持ちが満たされる仕事をしていきたいです。この感覚が精神的・経済的豊かさに繋がり、結果としてクオリティ・オブ・ライフの上昇に繋がると信じています。