社会学部メディア社会学科2年の小口真柚さんにインタビュー

メディア社会学科 小口真柚

2025/04/19

在学生

OVERVIEW

社会学部メディア社会学科2年の小口真柚さんに、立教大学での学びについて語っていただきました。

メディアの基礎を身につけ、好きな英語力ものばすことができた

憧れていた「メディア・調査実習」の授業を受けて

私は以前から読書が好きで、感想文など文章を書くことが得意でした。テレビや雑誌を見ることも好きだったので、漠然とメディア系の仕事に就きたいと思っていました。そして立教大学を志望し、より詳しく調べていくと、メディア社会学科に「メディア・調査実習」という科目を見つけました。それは、実際にインタビューを行ったり、文章を書いたりする実践的な授業であること知り、雑誌編集にも興味があった私にとってはとても魅力的で、メディア社会学科に入る決め手になりました。

メディアが社会や人に与える影響、人の暮らしが豊かになるメディアの利用の仕方についても広く考えたいと思っていました。人間同士の関り方・コミュニケーションについても知ることは重要だと思っていましたし、全学共通科目で他学部の授業も履修できると聞き、社会学部で、幅広い分野について学べることも魅力でした。

今、憧れていた「メディア・調査実習」授業を受けています。大手新聞社の方が講師で、毎回その先生から出される課題について自分の意見を800字で書き、添削してもらうという内容です。自分の意見を800字でまとめることを1週間に1回行うことによって、簡潔に自分の意見を伝える方法がわかり、類義語のレパートリーが増え、1000字の文章を書くこともイメージがつきやすくなりました。それがレポート試験にも活きています。この先、卒論は3万2千字を目標に書かなくてはいけませんが、今から考えるとドキドキしますね。

ディスカッションで楽しみながら英語のスピーチ力が上がった

1年次から英語の授業を多く履修したのは、幼いころから英語に親しんでいたからです。小学生のときからALT(外国語指導補助)の先生と、学校で英語の歌を歌ったりすることが好きで、それがとても楽しかったので、ラジオ英会話で英語を学ぶようになり、中学高校まで続けていました。

1年次の「英語DSC(ディスカッション)」は、少人数クラスということもあり、クラスの人や先生との距離がとても近く、英語でコミュニケーションをとることの楽しさや、自分の考えを英語で伝える楽しさを知ることができました。

高校まではスピーキング力以外のテストで、点数をとることが求められましたが、大学ではそこから解放されて、ただ楽しんで話す力をのばすことができましたね。相手に伝えようと、英語を発することに対して躊躇がなかったこともよかったですし、先生が英語の言い回しを細かく教えてくださったことが楽しめた要因だったと思います。

この授業を通して、会話ならではの表現や自分の意見の伝え方も身についたので、意見をたくさん交わし、友人がたくさんできたこともよかったです。2年次以降も、継続して英語を学びたいと思うきっかけになった授業であり、さらに実力をつけるため、次の春休みにはオーストラリアのブリスベンに1カ月短期留学に行くことを決めました。

留学は、午前中に立教のプログラムで授業があり、午後はフリー。海外の友人をつくっていっしょに観光したり、その場所ならではの食べ物を味わったり、ホストファミリーの方々といろいろと会話をすることが今から楽しみですね。

2年次からは学科に関係なく、より英語を学びたい人のための授業があります。そこで帰国子女ではないのに英語が喋れる人、海外に行ったことのある人などの話を聞いて刺激を受け、もっと英語を勉強しようと思いました。今は3カ月に1回、無料で受けられるTOEICの英語力伸長度テストを受けていて、定期的に自分の英語力を測っています。大学の国際センターが留学の企画もしてくれますし、英語の学部ではないのに、こんなに英語を学べる環境があるのはすごいことだなぁと思いました。ここまでとは予想外でした。

メディアに関する基礎を身につけ、自身の考えをわかりやすく人に伝える

2年次で印象に残っているのは、これぞメディア社会学科と思えるような「専門演習1」でした。メディアについて書かれた幅広い文献を読むことで、専門的な内容に対する読解力がつきました。単に読むだけでなく、それに対して自分の意見を持ち、クラスの人と意見交換をすることで、自分にはなかった考え方や視点があることを知り、物事を見る視野が広くなりました。

「専門演習1」では、1週間ごとに出された文献を読みます。それについて感想をまとめ、担当者が要約したものを発表し、それをもとにディスカッションを行い、そこから生まれた考えをレポートにまとめて提出します。スポーツとジェンダーについてや、メディアがつくり上げる自国のスポーツを応援する雰囲気などについてディスカッションをしたことが思い出に残っています。韓国人留学生の意見は、私たち日本人とはまた違った文化を感じさせるものでした。

自分の意見に対して、先生がその場で「ああ、なるほどね。こういう場合もあるけどそれについてはどう思う?」とか「僕たちの世代はこうだったよ」など、リアクションをすぐに返してくださるのも楽しかったです。私はこの「専門演習1」がきっかけで、井川先生のゼミに入りたいと思ったので、自分にとってとても意味のある授業でした。

所属する井川ゼミで研究するテーマは、「SNSと社会」または「テレビCMと社会変化」のどちらかにする予定です。前者については、SNSと社会を「承認欲求」という観点から研究したいと考え、後者は、授業のグループ研究でテレビCMについて研究したことをきっかけに、さらに詳しく調べたいと思ったテーマです。具体的には、複数の企業CMを時代ごとに比較するなどを考えています。

人が豊かになり、楽しくなれるようなメディアの仕事に就きたい

2年次現在で、メディアの成り立ちや各媒体の特徴など、メディアに関する基本的なことを学びました。実践的な授業を履修したことで、分かりやすい文章の書き方を身につけることができて、課題提出など日々の生活でも役立っています。また、英語に特化した学部でないのにも関わらず、英語を学ぶ環境が整っていることは私にとってとてもよいことでした。

立教大学社会学部は、自分のやりたいことを実現できる学部です。そして、素敵な出会いがたくさんあります。「立教で自分が何をしたいか」「どのような大学生活を送りたいか」をイメージしてモチベーションを上げ、自分のためにさらに頑張ろうと思います。

将来はやはりメディア関係の仕事がしたいですね。SNSの発達で便利になった分、デメリットも多いのですが、自分はメディアの仕事を通して人が豊かになり、楽しくなれるような社会貢献をしたいと思っています。それがマスコミ業界なのかエンタメ業界なのか、ライブやイベントを主催することなのかまだわかりませんが、有益性のあるメディア発信を行う一部に関わっていたいですね。

私のお気に入り授業:メディア・調査実習応用5

春・秋学期合わせてフル単位になるように計算しながら、自分が興味のある授業を中心に履修しました。アルバイトやサークル活動のため、なるべく5限は入れないようにし、また、あえて空きコマをつくるようにしました。その時間に、本や資料が充実した図書館で勉強したり、ゆっくり過ごします。

CATEGORY

このカテゴリの他の記事を見る

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。