社会学部現代文化学科3年生の髙橋舞さんにインタビュー
現代文化学科 髙橋舞
2023/05/15
在学生
OVERVIEW
社会学部現代文化学科3年生の髙橋舞さんに、立教大学での学びについて語っていただきました。
災害に強いまちづくりに貢献できる人材になるために
実践的なフィールドワークに魅力を感じた
私が立教大学に入学したいと思ったきっかけは、高校3年生のときです。参加したオープンキャンパスで、現在のゼミ担当の先生の模擬講義を受講し、とくにまちづくりに興味があったので「都市社会学」を学んでみたいと思ったからです。
また、私は宮城県出身で小学3年生のときに東日本大震災を経験しました。地域の復興のために役に立ちたいと考えていたので、立教大学では東日本大震災の支援プロジェクトが行われているということにも魅力を感じました。さらに「フィールドスタディーズ」など、社会学部の授業の中では、自分自身が現地に赴く実践的なフィールドワークを体験することができることも入学の決め手でした。
また、私は宮城県出身で小学3年生のときに東日本大震災を経験しました。地域の復興のために役に立ちたいと考えていたので、立教大学では東日本大震災の支援プロジェクトが行われているということにも魅力を感じました。さらに「フィールドスタディーズ」など、社会学部の授業の中では、自分自身が現地に赴く実践的なフィールドワークを体験することができることも入学の決め手でした。
質的調査のプロセスをひとつずつ覚えた「フィールドスタディーズ」
1年次の「文化の社会理論」では、異文化を知ることではっとさせられました。例えば、家族と親類の違いについて考えるなど、この授業を受けるまでは家族や親類の定義やあり方など、考えたことがありませんでした。そして、これまでの生活で形作られた価値観が、世界の常識ではないということにも気づかされました。「文化」という側面から、社会学における「当たり前を疑う」という基盤を身につけることができました。
1~2年次の必修である「社会調査法」では、主に量的調査を学びます。それに対して2年次の「フィールドスタディーズ」は、質的調査について学びました。私はある先生の「『虐待』をめぐるフィールドワーク」を選びました。「虐待」は児童虐待ばかりではなく、家庭内DVや高齢者に対する虐待もあり、また、被害者だけではなく、加害者の視点もあるということをこの授業を通じて学びました。
またこの授業では、質的調査のプロセスを一つひとつ学ぶことができました。調査先の選定やアポイントメントのメールや電話の入れ方、調査前後の流れなど、事細かく先生にご教授いただきました。先方にお願いのメールを送る際、マナーや文章表現など今後の生活に活かせるスキルを身につけることができたと思います。
1~2年次の必修である「社会調査法」では、主に量的調査を学びます。それに対して2年次の「フィールドスタディーズ」は、質的調査について学びました。私はある先生の「『虐待』をめぐるフィールドワーク」を選びました。「虐待」は児童虐待ばかりではなく、家庭内DVや高齢者に対する虐待もあり、また、被害者だけではなく、加害者の視点もあるということをこの授業を通じて学びました。
またこの授業では、質的調査のプロセスを一つひとつ学ぶことができました。調査先の選定やアポイントメントのメールや電話の入れ方、調査前後の流れなど、事細かく先生にご教授いただきました。先方にお願いのメールを送る際、マナーや文章表現など今後の生活に活かせるスキルを身につけることができたと思います。
楽しみにしていたゼミの活動
大学といえば「ゼミ」という印象で、私はゼミの活動をとても楽しみにしていました。所属した「都市社会論」のゼミでは、3年次の春学期で主に文献の講読を行い、レジュメの作成や発表、質疑応答を行いました。秋学期になると本格的に調査したいことを探究していく作業に入りました。
大変ではありながら、ゼミでは自分の知りたいことや興味分野を調査対象にすることができるので、やりがいを感じることができます。逆に興味が多くなると自分が本当に知りたいことが分からなくなってしまうので、そこには注意しつつ研究を進めています。
ゼミでは、2年次の「フィールドスタディーズ」で学んだ質的調査を活かす機会にもなりました。調査対象の選定から、インタビュー調査のアポイントメントを自分自身でとり、実際に複数の団体に依頼を行いました。しかし、実際に引き受けてくださった団体はひとつだけで、ここで初めて壁にぶつかった気がしました。社会のことを根本的に知るためには、根気強さが求められるとわかりました。
大変ではありながら、ゼミでは自分の知りたいことや興味分野を調査対象にすることができるので、やりがいを感じることができます。逆に興味が多くなると自分が本当に知りたいことが分からなくなってしまうので、そこには注意しつつ研究を進めています。
ゼミでは、2年次の「フィールドスタディーズ」で学んだ質的調査を活かす機会にもなりました。調査対象の選定から、インタビュー調査のアポイントメントを自分自身でとり、実際に複数の団体に依頼を行いました。しかし、実際に引き受けてくださった団体はひとつだけで、ここで初めて壁にぶつかった気がしました。社会のことを根本的に知るためには、根気強さが求められるとわかりました。
災害復興における若い子育て世帯に注目していきたい
現在、ゼミでとり組んでいる研究は「災害復興における子育て世帯のコミュニティの形成のあり方~住宅における世帯分離の側面から~」です。東日本大震災を契機に、これまで複数世帯で生活してきた子育て世帯の多くが、利便性を求めて都市やその周辺部に移住しました。また、東北地方は高齢者世帯に注目されがちで、子育て世帯などの若い人々に目が向けられていないのではないかと感じていました。
子育ては人と人とのつながりが不可欠であるものなので、コミュニティ形成が必要だと思います。その中で、被災地域宮城県石巻市で活動する、子育て支援団体や世帯分離した子育て世帯の方へのインタビュー調査を行う予定です。卒論は3年次のこの研究を引き続き行っていきたいと考えています。
子育ては人と人とのつながりが不可欠であるものなので、コミュニティ形成が必要だと思います。その中で、被災地域宮城県石巻市で活動する、子育て支援団体や世帯分離した子育て世帯の方へのインタビュー調査を行う予定です。卒論は3年次のこの研究を引き続き行っていきたいと考えています。
楽しさと大きな責任を感じながらとり組むアルバム制作委員会
社会学部で学んでよかったことは、日本や世界で起きている出来事に、より一層関心が持てるようになったこと。またフィールドワークから、社会について直接自分の肌で感じることができる機会が多いことです。そこでの発見が新たな学びとなり、自分の知識が増えていくことを実感できます。とにかく興味のあるものには率先してとり組んでいくことが、自分の学びを深める第一歩であると思います。
また、サークル活動も大学生活を充実させてくれました。私は、大学の卒業アルバムを制作する「アルバム制作委員会」に所属しています。卒業生個人の撮影、団体での撮影を行う撮影会の運営や、卒業アルバムのレイアウトなどを行っています。将来にわたって残るものを作ることに、楽しさと大きな責任を感じて日々活動しています。
私は将来的に地元でまちづくりをしたいと考えています。その中でも建設業、とくに住宅業界に興味があります。自分が関わった建物がその街に残ることや人々とのつながりを感じられると思っているからです。住宅で人々の生活を安全で快適に、災害に強いまちづくりを牽引していきたいです。
立教大学では学びの機会にあふれています。まわりの学生たちも学びに対する向上心が高く日々たくさんのことが吸収できます。新たなことに挑戦したい人はこの大学は最適だと思います。
また、サークル活動も大学生活を充実させてくれました。私は、大学の卒業アルバムを制作する「アルバム制作委員会」に所属しています。卒業生個人の撮影、団体での撮影を行う撮影会の運営や、卒業アルバムのレイアウトなどを行っています。将来にわたって残るものを作ることに、楽しさと大きな責任を感じて日々活動しています。
私は将来的に地元でまちづくりをしたいと考えています。その中でも建設業、とくに住宅業界に興味があります。自分が関わった建物がその街に残ることや人々とのつながりを感じられると思っているからです。住宅で人々の生活を安全で快適に、災害に強いまちづくりを牽引していきたいです。
立教大学では学びの機会にあふれています。まわりの学生たちも学びに対する向上心が高く日々たくさんのことが吸収できます。新たなことに挑戦したい人はこの大学は最適だと思います。