社会学部国際社会コース(メディア社会学科所属)2年生の山本悠太さんにインタビュー

国際社会コース 山本悠太

2023/05/08

在学生

OVERVIEW

社会学部国際社会コース(メディア社会学科所属)2年生の山本悠太さんに、立教大学での学びについて語っていただきました。

「メディア」と「英語」に狙いを定め、目的意識を持って学び進める

社会学的な視点でメディアを知り深めることができる

私は、高校生のころから映像を用いてさまざまなことを伝える活動に取り組んできました。そしてSNSの強力な拡散力を掛け合わせることで、無名の人間であっても多くの人にメッセージや想いを伝えることができる点に、ソーシャルメディアの魅力を感じています。

また同時に、人を動かすメディアとは何か、メディアが人の考え方や行動にどう影響するかという疑問も生まれました。これらの経験を通し、ソーシャルメディアが人の考え方を深め社会問題解決に貢献する可能性をより追究したいと思うようになりました。

そこで選んだ社会学部メディア社会学科は、社会学的な視点でメディアを学べますし、国際社会コースでは、語学を活かしながら視野を広げる学びができると思い志望しました。

高校時代から、立教大学で履修したいと考えていたふたつの授業があります。そのひとつ目は「メディア・コミュニケーション論」です。メディアが社会で果たす役割や、ソーシャルメディアの特徴であるインターネットでの双方向のコミュニケーションについて学びたかったからです。もうひとつは「映像メディア論」です。テレビドキュメンタリーを通して、社会の実情の伝え方を分析したいと思いました。どちらもメディア社会学科らしい、私の興味関心にぴったりの授業でした。

「成熟社会論」で社会を見る視点とレポートスキルが身についた

「成熟社会論」は1年次の春学期、最初に履修した授業でした。最初から日本の抱えるさまざまな社会課題を目の当たりにし、個人的には便利に暮らしているように感じているこの日本社会でも、自分には見えていない、もしくは隠された問題が数多くあることに気づきました。

それは、主に少子高齢化の観点から日本の過去・現状・そして未来に起こりうる課題についてです。とくに授業のキーワードのひとつになっていた「団塊世代、団塊ジュニア世代」のトピックについて時間をかけて解説されていました。このトピックを通して、時代の流れを人口動態だけでなく経済的、社会的な問題にまで絡めて考えることができ、さらに、単に「子どもを増やせばよい」という解決策は、将来世代が困る可能性もあるという点が、問題の難しさとして印象的でした。

この授業でもっとも苦労したのは、とにかくレポートが多いことです。授業後半では、毎回視聴した映像に対する感想や考察のレポートを求められました。さらに期末レポートで4000字を書かなければいけなかったときには「大学生なのだ」と、強い自覚を持ちましたし、大量のレポートを書くことにだんだんと慣れていきました。先生はとても親切で物腰やわらかく、大教室の授業でしたが、質問にも丁寧に答えてくださり、勉強しやすい雰囲気でした。

海外の大学にいるように感じた英語での授業

国際社会コースらしい授業でいえば2年次の「Lecture & Discussion on Media and Communication C」です。ディスカッションも豊富にあったことで英語力の向上を感じることができ、きちんとレクチャーを受け、知識も得ながら学びを深めることができました。授業内での期末テストは記述回答式で、より深い理解や自分の考えが重視され、まるで海外の大学にいるような気分でした。

内容的には普段使っているサブスクリプション形式の動画配信サービスについて、ビジネス的な観点から考えたり、広告の意味の考察、映画の成り立ち(歴史)やそのメッセージなど、メディアを新旧さまざまな視点から学びました。さらにNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)や、ブロックチェーンについても触れました。時事的に、大手動画配信サービス会社が登録者数を急激に減らしてしまった時期でもあったため、その理由についても深く知ることができました。

学生の興味関心や進路にマッチする専門的な授業

メディア社会学科では、リアルな現場を見てきた方、もしくは今も前線に立っている方を講師にお迎えする授業がとても多いです。「広告・PR論」や「映像メディア論」など、メディア業界をよくご存知の方を招いて行われるものは人気授業で、自分もその価値を感じています。またそういった関わりから、メディア業界への就職活動においても役立つ場面が多くあると思います。就活対策講座のように就活を中心にしたものだけでなく、授業や学びの中から興味を持って進路を決めていくことができる点は、立教大学の魅力だと思います。

現在高校生のみなさんには、ぜひ立教の学部を一つひとつ調べてみることをおすすめします。立教大学の専門的な授業は、それぞれの学生の興味関心や進路にマッチしたときに最高の力を発揮します。ここには、学びもサークルも充実できる環境がそろっています。

また、入試制度に関して特別入試などいろいろな制度があるので、細かく調べてみるとよいと思います。自分の持つ能力や個性を活かすことで、少しでも入学に有利になる可能性があるならば、チャレンジしてみる価値はあると思います。

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