社会学部社会学科3年の澤村小次郎さんにインタビュー
社会学科 澤村小次郎
2024/04/13
在学生
OVERVIEW
社会学部社会学科3年の澤村小次郎さんに、立教大学での学びについて語っていただきました。
4年生は学校という機関で学べる最後の年。恵まれた環境で最後までやりきります
社会学者の理論に触れ、日常の中に学びがあることがわかった
私は系列校出身なので、内部進学で立教大学に入学しました。どの学部も魅力的でしたが、中でも自由度が高く多くのことを学べる学問は何かと考えたときに、以前からニュースなどで社会問題について目にする機会が多く、関心があった社会学部を選びました。
入学後は「自己と他者の社会学」という講義を受けたところ、とても面白く興味がわきました。そして、社会学の基礎知識でいえば、1年次に著名な社会学者の理論に触れる必修科目「社会学原論1」があります。この講義で学んだ、アーヴィング・ゴフマンの演技としての相互行為という理論は、社会を舞台としてとらえ、我々は役者として観客として振る舞っているのではないかというものです。こちらも大変に興味深かったです。それが、自身の日常生活にも当てはまっていると感じたことは、社会学の面白さを知るきっかけになりました。
社会学の中には、理論を日常に落とし込んで考えるほか、数字を使ったデータ分析法があります。2年次の「社会調査法3」では、初めて統計分析プログラム「HAD」というソフトに触れてデータ分析を行いました。
この講義の最終課題では実際に自分で分析を行い、レポートを書いたのですが、分析に関する一連の流れを把握することができましたし、今までの復習をすることで社会調査法の基礎を固めることもできました。また、数字で結果が現れるので、自分の仮説を検証するという楽しさと、そこにたどり着くまでの難しさも感じることができました。
入学後は「自己と他者の社会学」という講義を受けたところ、とても面白く興味がわきました。そして、社会学の基礎知識でいえば、1年次に著名な社会学者の理論に触れる必修科目「社会学原論1」があります。この講義で学んだ、アーヴィング・ゴフマンの演技としての相互行為という理論は、社会を舞台としてとらえ、我々は役者として観客として振る舞っているのではないかというものです。こちらも大変に興味深かったです。それが、自身の日常生活にも当てはまっていると感じたことは、社会学の面白さを知るきっかけになりました。
社会学の中には、理論を日常に落とし込んで考えるほか、数字を使ったデータ分析法があります。2年次の「社会調査法3」では、初めて統計分析プログラム「HAD」というソフトに触れてデータ分析を行いました。
この講義の最終課題では実際に自分で分析を行い、レポートを書いたのですが、分析に関する一連の流れを把握することができましたし、今までの復習をすることで社会調査法の基礎を固めることもできました。また、数字で結果が現れるので、自分の仮説を検証するという楽しさと、そこにたどり着くまでの難しさも感じることができました。
自分の問題関心を科学的に解き明かしていくデータ分析に惹かれる
そして3年次の「社会調査演習」は、それまで行ってきた「社会調査法1,2,3」で学んだことを活かし、クラスでひとつの調査を計画・遂行する集大成のような講義でした。社会学部の講義としては珍しく、周囲と協力しながら行われる点においても印象に残るものです。初めに立てた仮説がその通り立証できるということはなかなかなく、何度も仮説を練り直し、分析をやり直すなど試行錯誤を繰り返しながら1年をかけて取り組んでいきます。必修科目で学んだことを応用するため、社会調査法への理解を深めることができますし、データ分析は根気強く、粘り強く、そして論理的に考え抜く力をつけることができる調査法です。「社会調査演習」は、社会調査士の資格を取得する際に必要になるため、資格取得を目指している学生が履修する授業でもあります。
社会調査法に面白さを感じた私は、「計量社会学」に取り組む村瀬ゼミに所属しました。計量社会学とは、社会調査データの統計解析に基づき、社会学的な事実発見や理論検証を行う学問です。量的な方法で社会問題にアプローチし、自分の問題関心を科学的に解き明かしていくことができることに、とても魅力を感じました。
ゼミでは主に文献を読んで討論をしたり、社会調査データの分析を行い、最終的には個人の関心に沿ってゼミ論文を書きます。私は人々の就職行動に興味を持っているのでそれについて研究をしていきたいと思っています。「社会調査演習」でも、似たようなテーマで現在研究を進めているので、それを改良してゼミ論文にも取り入れようと考えています。そしてその後は大学生活の集大成として、よい卒業論文を書くために主体的に取り組んでいきたいと思っています。
社会調査法に面白さを感じた私は、「計量社会学」に取り組む村瀬ゼミに所属しました。計量社会学とは、社会調査データの統計解析に基づき、社会学的な事実発見や理論検証を行う学問です。量的な方法で社会問題にアプローチし、自分の問題関心を科学的に解き明かしていくことができることに、とても魅力を感じました。
ゼミでは主に文献を読んで討論をしたり、社会調査データの分析を行い、最終的には個人の関心に沿ってゼミ論文を書きます。私は人々の就職行動に興味を持っているのでそれについて研究をしていきたいと思っています。「社会調査演習」でも、似たようなテーマで現在研究を進めているので、それを改良してゼミ論文にも取り入れようと考えています。そしてその後は大学生活の集大成として、よい卒業論文を書くために主体的に取り組んでいきたいと思っています。
学びを深める環境や人材がそろう立教大学
立教大学で学んでよかったことは、真面目に勉強に取り組む学生が多いことです。私はよく大学の図書館を利用するのですが、毎回多くの学生が図書館で自主学習をしており、自分のやる気も刺激されます。ゼミ活動でも、ゼミ生同士で毎回有意義な議論をできるので、とても楽しく学びを深めることができます。また、先生方が熱心に指導してくださり、どんな些細な疑問でも真摯に向き合ってくださるので、こちらも発言しやすい雰囲気です。また、勉学だけではなく部活動やサークル活動も活発です。私は現在「Re:try」というタッチラグビーサークルに所属しています。普通のラグビーに比べ怪我が少ないため、普段体を動かす習慣のない方でも楽しめるスポーツです。何よりもサークルのメンバー全員が優しく面白い人たちばかり。たくさん勉強して疲れた気持ちをリフレッシュするのにはもってこいのサークルです。勉強と遊びのメリハリをつけることで、どちらにも精力的に取り組むことができます。
あと1年間の大学生活では、自分の学部だけではなく他学部の授業も受講して幅広い知識を取り込んでいきたいですね。卒業後社会人になるにあたり、より広い視野を獲得するためさまざまな学問を学びたいと思います。大卒で就職する場合、4年生は学校という機関で学べる最後の年になるのでその機会を最大限に活かして充実した生活を送りたいと考えています。
あと1年間の大学生活では、自分の学部だけではなく他学部の授業も受講して幅広い知識を取り込んでいきたいですね。卒業後社会人になるにあたり、より広い視野を獲得するためさまざまな学問を学びたいと思います。大卒で就職する場合、4年生は学校という機関で学べる最後の年になるのでその機会を最大限に活かして充実した生活を送りたいと考えています。