社会学部国際社会コース(メディア社会学科所属)4年の佐藤るるさんにインタビュー

国際社会コース 佐藤るる

2024/04/23

在学生

OVERVIEW

社会学部メディア社会学科国際社会コース4年の佐藤るるさんに、立教大学での学びについて語っていただきました。

英語とメディアを軸に興味関心のあることをやりきった

英語のスキルを磨きながら社会学を学ぶ国際社会コース

大学進学にあたり悩んだのは、国際系の学部と社会学部のどちらに進むかでした。そんなとき、立教大学のHPで国際社会コースの存在を知りました。「英語の能力を磨きながら、社会学を学べる」カリキュラムなら、どちらも諦めることなく学べると思い、本学を選びました。

国際社会コースであれば、多様なバッググラウンドを持つ同級生との交流も可能ですし、立教大学ならではの垣根を超えた幅広い分野の学習に取り組むことで、多角的な思考力を身につけられると考え、東北から上京を決めました。

一方で私は、以前からエンターテインメント業界に憧れがありました。表舞台で活躍したいというのではなく、業界の裏方や仕組みについて知りたかったので、メディア社会学科でその一端に触れることができるといいなとも考えていました。

入学後は、すぐに私は映画館でアルバイトをはじめ、このことがのちの研究にも役立ちました。映画をたくさん観ることもできて、大学4年間、映画好きのバイト仲間と楽しく続けていけたことのひとつです。私にとっては学外活動のひとつでもありましたね。映画を観ることで、自分の人生では起こりえないような出来事を疑似体験し、それまでになかったものの見方や感情・解釈を知るきっかけを得られるところが、映画鑑賞の魅力です。

研究の方向性が見えた「メディア・コミュニケーション論」

社会学とは、具体的に何を勉強するのかはっきりわからずにいた1年次のころ。国際的なメディア研究にも知見が深い木村先生の「メディア・コミュニケーション論」を受けたことが印象に残っています。それまで私は、メディアとはテレビや新聞といったマスメディアのことだと認識していましたが、音楽や映画などのエンタメ、ネット情報もその中に含まれることを知りました。

情報を媒介するものはすべてが”メディア”。社会学で頻繁に用いられる”メディア”という言葉が示すものの多様さを理解し、しかも自分が好きなエンタメも”メディア”だったのかといっそう興味が湧きました。さらに学びたいと思い「メディア・コミュニケーション」を研究する木村先生のゼミに入ったのですが、それが決定したのは2年次秋で、ゼミ生として正式に授業が始まったのは3年次春でした。

そして2年次の「ポピュラーカルチャー論」はまさに、私が学びたかった内容でした。映像文化の歴史を振り返りながら、その過程で用いられた技術やテレビ、音楽について。そして映画が大衆にどのように受容されてきたのか、あるいは、近年の定額制動画配信サービスいわゆるサブスクリプションの台頭とそれによって生じた映像文化の変化など、講義のテーマが多様だったので毎回新鮮な気持ちで学ぶことができました。

本講義を受講して大きかったのは、自分が映像文化に興味があることをあらためて認識できたことです。映画、テレビ、アニメなどの映像メディアがポップカルチャーとして消費されていく過程や文化の変容を学び、こうしたテーマを「今後の大学生活における研究対象にしたい!」と方向性を定めるきっかけになりました。

国際社会コースの少人数クラスで英語のスピーキング力を高めた

一方で2年次から始まった国際社会コースのクラスは、やはり帰国子女も多く、英語のスピーキングレベルが高くて大変でした。海外経験のなかった私にとって、スピーキングはすぐに追いつけることではありません。しかし、クラスは少人数なので周りの学生たちとすぐに仲良くなり、みんなが助けてくれましたし、オンラインで有料の英会話講座を受講したり、映画館のバイトで外国人のお客さんと積極的に接するなど、自分なりにいろいろな努力をしました。

3年次には、授業内で視聴した映像資料についてなど、クラスメイト同士でディスカッションの機会が豊富にあったので、回数を重ねるにつれて人前で英語を話すことに対する抵抗感がなくなっていきました。日常会話だけでなく、英語で社会学を議論するため、難しさや力不足を感じる瞬間もありましたが、ネイティブの先生や海外経験豊富なクラスメイトとの相互コミュニケーションはとても刺激敵でした。自らこの環境に身を置かなければ、こんなに英語に向き合うことはなかったと思います。

国際社会コースの学生は、就職せずに留学するケースが多く、3年次には多くのクラスメイトがその準備に追われます。その中で私は元来心配性なこともあり、3年次の序盤、早々に就職活動をはじめました。英語を使った仕事が理想的でしたが、そのときにはまだ自信が持てなかったので、いったん興味のあるエンタメ・映像関係の企業にエントリーをしていきました。

その中で見つけたのが、ある映像制作会社での長期インターンシップの募集でした。私は「自分の興味のある業界を事前に体験できる!」と思い、さっそく応募。約1か月、ほとんど社会人と同じ勤務を経験しました。夜には、映画館のバイトにも行くこともありましたからかなりハードでした。しかし、のちに内定をいただくことになったその映像制作会社は、有名アーティストのMVや有名アパレル企業のCMなどメジャーな仕事を多数手がける、新進気鋭の企業だったので、就職前に現場の最前線を知ることができました。

卒業論文、留学と最後まで充実した4年次

ゼミでは、グループで行う消費行動の調査と、卒業論文のどちらもテーマにしたのは、やはり映画でした。グループ調査では、大学生が日常の中で映画をどのように消費しているのかについて、学生200名にアンケート調査を行い分析。引き続き卒業論文は「映画のレビューを書くという行為が持つ意味~Filmarksレビュー分析~」をタイトルに、5作品についての口コミレビュー投稿サイト「Filmarks(フィルマークス)」を分析しました。レビューを分析することで、映画館とサブスク利用の映画鑑賞体験の違いなどがわかるのではないかと考えました。

卒業論文は、卒業を前にした大仕事ですが、前述のように長期インターンシップを経て、3年次の冬には映像制作会社から内定が出ていたので、心の余裕はありました。内定がスムーズに決まった私は、まったく違う業種も追加で受けてみたり、4年次の夏には、体験したかった短期留学も実行し、オーストラリアのシドニーに2か月滞在。英語漬けの毎日を過ごしました。

自分で実際に体験して、それから考える。大学生活ではそのような実験的なことを繰り返して経験値を高めていったと思います。立教大学では、他学部の他の学問にも触れることができるので、私は観光学や心理学の講義も受けました。心理学は興味があったものの、勉強してみると自分の目指すものではないなと、あらためて確認することができました。

最後まで英語にこだわりつつも、最終的にはインターンシップに行った映像制作会社に就職する予定です。英語を使った仕事ではありませんが、ここでは世界に発信する映像作品も制作するような会社なので「グローバルなコミュニケーション」という意味においては、切り口が違うだけで離れてはいないと思います。

この業界では自からが企画制作し、発信できるまでには長い下積み期間が必要なこと、厳しい側面もあることはインターンシップを通してあらかじめ理解しています。しかし、それを上回る達成感を得ることができたり、クリエイティビティを発揮できる業種であるところに魅力を感じました。将来は、影響力の大きい企業やアーティストの案件に携わり、国内外問わず人々の感情に働きかける映像を作ってみたいですね。

大学は高校までと違って、主体的な学びが求められる場所ですが、自分の興味関心次第で専攻学問以外の領域にも足を踏み入れることができます。私はやりたいことが複数あり、4年間かけてさまざま体験を積み重ねたからこそ方向性がはっきり見え、就職に対しても納得して踏み出すことができました。立教大学社会学部で学べて本当によかったと思っています。

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