社会学部社会学科4年生の畠山 波那さんにインタビュー

社会学科 畠山 波那

2021/11/01

在学生

OVERVIEW

社会学部社会学科4年生の畠山 波那さんに、立教大学での学びについて語っていただきました。

自己と向き合いワンテーマを追求。卒論で昇華できた

ジェンダーについて体系的に学ぶために入学

私は高校時代、自分がセクシュアル・マイノリティの当事者だと気付きました。ジェンダーについて体系的に学ぶことで、日常生活で直面する問題解決のヒントを得たいと、立教大学の入学を決めました。地方出身者でもあるので、東京への憧れもありましたね。「東京で社会学を学びたい!」という気持ちがとにかく強かったです。

ゼミのクラスメイトは私の財産

3年次は、岩間ゼミに所属していました。議論や論文に要求されるクオリティがとても高かったので、そのレベルについていくため入念な下調べを行う習慣がつき、正確な文章を書くスキルが身につきました。
春学期は文献輪読、秋学期は「ジェンダーフリー概念の変遷」をテーマに、1995~2019 年までの新聞記事分析を中心にまとめた論文執筆を行いました。論文集の編集委員長も務めていたので、他の授業と兼ね合いをつけながらの執筆・編集作業にとても苦しみましたが、ゼミのクラスメイトと励まし合うことで、無事に完成させることができました。そのときの仲間は大学生活で得た最大の財産です。

差別問題に関して深く学んだ授業

「差別と偏見の社会学」の授業では、差別問題について、差別される機会の少ないマジョリティ側の学生にどう興味を持ってもらうか、などについて学びとても参考になりました。担当の先生は、誰にとっても身近な問題であるため差別について学ぶ必要があること、差別に無知でいると炎上のリスクがあることなど、道徳心に頼らない差別との向き合い方を学生たちに教えてくださいました。
私自身セクシュアル・マイノリティとして、日常生活の中で直面する差別や偏見について人に伝えたり、自分の性自認に沿った扱いをお願いする場面がよくありますが、相手には理解されず協力してもらえないことがありました。しかし、この授業で学んだ考え方にもとづいた説明を心がけてからは、相手に納得してもらえることが増えました。

先駆的なテーマにチャレンジした充実の卒論

卒論では、入学前から勉強したかった念願のテーマ「X ジェンダー(男女に二分された性自認を持たない人々)」を取り上げました。テーマは「X ジェンダー当事者をめぐる社会的状況に関する社会学的研究~クィア・スタディーズの批判的検討を通じて~」です。クィア・スタディーズとは、1990年代に生まれた性の多様性に関する新しい学問です。分野の特性上、先行研究の数が非常に少なく困りましたが、当事者のひとりとしてX ジェンダーというテーマについて執筆できたことは何よりの収穫でした。
当事者へのインタビュー調査では、家族との関わり方や会社での振る舞い方などを伺うことができたため、個人的にとても参考になりました。卒業に必要な単位を取得するためというよりも、自分自身のために卒論を執筆することができ、なおかつ先駆的な論文をまとめ上げることができたので、非常に満足できた4年間でした。この学びを活かし、自分の周囲から差別や偏見が少しでもなくなる活動を、今後も続けていきたいと思っています。

立地・設備・人材がそろった素晴らしい環境

池袋キャンパスの立地は素晴らしく、周囲にたくさんあるファミレスや喫茶店で勉強ができます。授業と授業の合間に雑用を済ませられる、友人と遊んだあと図書館に寄って参考文献を借りることができるなど、立地がよいだけで、勉強に対するハードルが下がります。とくに図書館は、館内が綺麗で使いやすいだけでなく、映画を見ることができたり、ラーニングアドバイザーが常駐していたりと、本の貸出以外のサービスも充実していて、大学時代、いちばんお世話になった場所ですね。先生方も学生を大切にしてくださるので、安心して学問に熱中したい学生にとって素晴らしい環境だと思います。

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